昨夜1月7日のプロフェッショナル(人を育てる極意とは)

 東大卒の教師だけでも驚くのに、学校の授業を削って私塾で教える教師の姿を紹介する番組であった。
 私塾にスポットをあてた教育の方法で中学生が対象に見えた。
 矩形を利用した図を用い1筆書きでその最小回数を求める問題を配り生徒に考えさせる。
 その内、解の法則化(一般化)を生徒に課す、生徒同士で考えを出させてベストな解を探す。実にユニークな授業である。授業とは言えない教室である。ここで取り扱われる問題をうまく表現できないので申し訳ない。
 自分の記憶にはこの私塾の経営はいかなる方法がとられているのか興味がある。
 
 昨今の教育は学校・塾などで成績を上げる事、いい学校に進学させる事を狙って親たちがお金を出すことが主流に見える。しかしこの私塾はそれには無関心で考えることを教えることで子供達を育てて行くように思える。

 良い学校、良い大学に入って良い会社に就職すれば本人も保護者もそれなりに満足するであろうが、それから先に個人に求められる問題解決について能力を発揮できるか否かは次元が異なる。
 ルーチン的な仕事は誰にでも可能であるが、企業や社会は現存する問題や将来を良くするための問題など学校で良い成績をとった程度の知識の延長では解決しない仕事を求めている。
 昨日のプロフェショナルで取り上げられた人間教育は考えることの訓練を最大にした教室であり、子供達への最大の財産作りだと感心をした。上手く言い表せなくて申し訳ないが。