百田尚樹の「鋼のメンタル」を読んで

 高齢者には寒さより暑さの方がまだましだ。

 こういう高齢者が多い。

 今月やっと後期高齢者に到達し健康保険が1割負担になったがそれも来年10月までらしい。

 収入制限があってその制限を僅か超えるだけで負担率が1割から2割になるらしい。

 今までと変わらないが従来1割の方が2割になるのは大変な話だと思う。

いわゆる2倍になるという事なのでお気の毒と言うだけではすまないだろう。

 私は団塊の世代の1学年前でそれなりの悲哀を感じてここまで齢をとってきた。

 例えば義務教育の校舎なぞ1学年下の生徒には新築の校舎が準備されるのに我々には破れた廊下などの我慢が強いられる事が続いたように思える。

 まあどこかで線引きが必要なのでやむをえないのだろう。

 

 最近の寒波のせいで年末年始も寒い日が続くと予報されているが、この年が良い年であったのかどうか振り返ってみて各々反省と来年の意気込みが異なる。

 ブログをほぼ1年間書き続けてつたない文章を読んでもらってありがたく思っています。来年はもっと内容の濃いブログを書きたいと思っていますが下手なブログを書くことは個人的には頭の活性化につながるのでは。

 

 さて主題の百田尚樹の「鋼のメンタル」を読んでみて、この作者を随分誤解していたと思います。言いたい放題の彼だけど人一倍にシャイなところと弱気な部分があり最後には開き直りの人生だと自述されている。

 あまり他人さまのことに神経を使っても個人の得にはならず思い切った人生をおくることが個々の幸せにつながると書かれていた。
 中でも人は何故人前であがるのかと言うのは他人様より良く見てほしい。
 いわゆるプライドが高いとあがりやすくなると結論づけておられる。

 私も人前で話す事をあまり好まないが、自分なりに考えてみると何が一番訴えたい

のかその手順をどうすれば良いのかそれなりの準備が必要だと思う。そういう事を考えながら話を進めていくとあがる事がどこかに飛んでいくのではなかろうか?

 エッセイスト岸本葉子さんの本「エッセイ脳」に共通すると思える。大変参考になると思うのでこの本を是非一度読まれたらと思います。

 それでは皆様良いお年をお迎えください。