スペインのクリスマス

 およそ20年前に生活していたスペインでのクリスマスの思い出は。

現在サッカーの久保選手が活躍するサンセバスチャンから西へ約50㎞離れた人口2000人の田舎町デバに住んでいたころの話。

先ずクリスマスの12月25日はパン屋は1年に一度の休業をする。

隣近所から言われた事はパンを買う事を忘れるな。

であった。

 スーパーも1日だけと正月の1月1日 は休みであった。現在の日本の様に。

 クリスマス・イブには家族が揃い食事を行い、皆でミサに教会に向かうのが通常であるが。今は若者の宗教離れで夜は友人達とディスコに出かけ楽しむ。それで夜は9時までは家に皆と一緒に過ごすことが慣習として義務づけられているらしいが、それすら守られないと聞いた。

 毎日曜日のミサに教会に行く人は将来教会で働く人達だけで敬虔あらたかなカトリック教徒の国スペインでこれだから他はおして知る由であろう。

 日本も同じ事であろう。

 一人暮らしの自分に他から「クリスマスは一人で過ごすものではない」招待はされるが一人が良いのでお断りする。

 クリスマスを中心にスペイン旅行を計画される方は外した方が良い。